在宅勤務しても水道料金が増えないのはなぜ? ~水道料金の計算方法~
こんにちは、うしろパラダイスです。
前に在宅勤務でも電気代は思ったより変わらないことを書きましたが、先日水道料金の請求書も届いたので、前年同時期と比較してみました。
*電気代の比較はこちらにあります。
在宅勤務で使用量倍増してるのに料金はほぼ同じ
今年4~5月の請求額は3,806円、使用量は9㎡でした。
一方昨年4~5月の請求額が3,736円、使用量は4㎡。
使用量は2倍になっているのに料金はほぼ変わりません。というかこの差は消費税が8%から10%になった差なので、実質料金は一緒というわけです。
在宅勤務でどれくらい水道料金が増えるのかと思ったら、全然増えていなかったです。
逆にどうして増えないのか気になったので、水道料金の算出方法について調べてみました。
水道料金は固定の基本料金+従量料金
水道料金の算出方法ですが、地方自治体ごとに違うみたいです。
23区については、呼び径(水道メータの口径)によって違いますが、固定の基本料金と従量料金で決まります。値段は水道と下水道で分かれていますね。
2ヶ月合計で10㎡以下なら従量料金は無料
水道の実際の算出方法はこんな感じです。
(東京都水道局「水道料金・下水道料金の計算方法(23区)」https://www.waterworks.metro.tokyo.jp/tetsuduki/ryokin/keisan_23.html?area=23ku)
私の家は呼び径が20mmですので基本料金が月額1,170円。利用量が5㎡以内なら従量料金はかかりません。
請求書を見てみると利用量が9㎡なのに従量料金が0円。
一瞬何かおかしいのかと思いましたが、冷静に考えると9㎡は2ヶ月分であり、1ヶ月あたりの利用量は4.5㎡(実際は4㎡と5㎡に分けられるそうです)。
1ヶ月あたりの利用量は5㎡までに抑えられているということで、従量料金がかからないというわけですね。
下水道料金はこんな感じ。
下水道料金は固定料金が1ヶ月あたり560円、従量料金は1ヶ月あたりの利用量が9㎡以上でかかります。
今回私は2ヶ月で9㎡なので、下水道も従量料金がかからないということですね。
1ヶ月の利用量が9㎡以上なら節約の余地あり?
従量料金は1ヶ月あたりの利用量が水道が6㎡、下水道が9㎡以上なら従量料金がかかります。ただし水道の従量料金は6㎡~10㎡は1㎡あたり22円なので、あまり気にしなくていいでしょう。
一方で下水道の従量料金は9㎡以上で1㎡あたり110円であり、こちらは気にしてもいいかもしれないです。
それを考えると、1ヶ月の利用量が9㎡以上の方は、節約して8㎡以下に抑える努力をしてもいいかもしません。
とはいえ、1ヶ月あたりの1世帯の水道料金の平均は4,131円(2018年:総務省の家計調査より)であり、そのうち1,500円程度は固定料金です。
それを考えると無理に我慢しても節約できる料金はせいぜい数百円。
それであれば無駄な利用を抑えるくらいの気持ちで別の出費を抑えた方が楽だと思います。